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2013年1月 4日

歯がしみると酸蝕歯か

マスコミなどで酸蝕歯が取り上げられたためでしょうか、酸蝕歯で来院される患者さんがとても多いです。HPを見て遠くは鹿児島から来院された方もいました。地元の歯科医院をおすすめしたのですが、すでに4か所の歯科医院にかかられていて、歯がしみる症状が治らないということで、ご予約を取られた上で治療にいらっしゃれました。そこで歯がしみるという症状を起こす原因と対策をいくつかまとめてみました。
①酸蝕によるもの
 多い順に フルーツ、黒酢などの酢、クエン酸入り飲み物、炭酸飲料、ビタミンCの顆粒、胃酸の逆流、洗口剤の使い過ぎ。もちろん適正な程度なら大丈夫ですが、健康のため、美容のため、病気によるなどの場合は習慣的になりますので、主な原因となる可能性があります。
②歯肉が退縮したり、歯の歯肉側が減ったりしたことによるもの
 歯ブラシが強い、かみ合わせが強いなどにより歯肉が退縮して歯根が歯肉で覆われていない状態(歯根露出)はエナメル質という防御のない象牙質が表面に露出し、しみやすくなります。
もちろん、これに酸蝕が加わればしみる程度は強くなります。
さらに、かみ合わせが強いという状態を引き起こす原因は
 歯並びのために前歯で咬めない(開咬)ために奥歯でだけ咬んでいる
 咬み癖や歯がないために片側や奥歯でだけ咬んでいる
 歯周病のために歯が浮いている
 歯ぎしりや食いしばりがある
 ストレス
などによりおこります。
③むし歯や歯周病によるもの
④②でも述べましたかみ合わせが強いだけでもしみる症状が起きる場合もあります。

 歯がしみる症状がある場合は、すぐ知覚過敏だからと思い知覚過敏用の歯磨きと短絡的に考えがちですが、知覚過敏であっても必ず原因があります。原因除去と対策を一体に考慮するべきだと思います。
 私がいつも歯がしみるという患者さんにいつもお話ししている内容をまとめてみましたが、
遠くて通えない患者さんもこれを読んで歯がしみる原因がわかり、原因を除去すれば治る方も多いと思います。対策についてもHPに詳しく書いてありますのでご一読ください。
まずは鏡でご自分の歯の状態を観察してみてください。
                                             西村 耕三


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